「Kisvin」とは栽培家池川仁、萩原康弘を中心に醸造用ブドウ栽培技術の確立を目指し
品種のポテンシャルを如何に引き出すかをテーマに
大学の研究者も参加するグループです。
同時にこの試みは、ブドウ栽培の新しいスタイルとして、農家がワイン造りに積極的に参加し、
日本のワインの品質をさらに向上させることを意味します。
このワインは2008年から甲州種を醸造用に特化した栽培を行い
甲州種の本来のポテンシャルを引き出すために栽培面、醸造面から試行錯誤を行い
新たな甲州種ワインの可能性を追求しているワインです。
2009年は天候にも恵まれましたが、葡萄の顆粒を小さめに栽培することで
さらに複雑さと凝縮感をもたらしました。
果汁は樽とステンレスタンクに分けて発酵を行い、樽の複雑な味わいと、
ステンレスタンクのクリーンで果実味豊かな味わいを併せ持った、
これまでの甲州種ワインにないジューシーで余韻の長いワインに仕上がりました。
以上、このワインのラベル裏に書かれているのを記載しました。
これはたぶん、お店には出回っていないものだと思われます。
昨年秋頃、シャトー酒折ワイナリーで購入したものです。
おいしいワインでした。ボキャブラリーが貧困なため味の表現など出来なくて申し訳ないですが
あまりアルコールの得意でない私にもとても飲みやすく、また飲んでもいいかもと思いました。
これはビンテージなので全く同じものはもういただけないとは思いますが。
そう考えるとワインとの出会いも一期一会ですな。
毎年天候などによる葡萄の味の違いがあるのに、
そのブランドの味や品質を一定に保って製造しているのを考えると
そこにはたゆまぬ努力や経験や知恵があるんですよね、、
感謝して味わいたいですよね。